新興のエネルギー開発企業フェルミ・アメリカは2025年6月17日、テキサス州に4基の大型炉「AP1000」プラントを建設するための建設運転一括許認可(COL)を原子力規制委員会(NRC)に申請した。

これは、同社とテキサス工科大学システムが同月26日に発表したデータセンター(DC)とこれに電力を直接供給する発電所の一括建設計画の一環をなす。

同計画では、同州アマリロ近郊の5,769エーカー(23km2強)の敷地にハイパースケールDCと計11GWの原子力、太陽光、ガス火力発電所を併設する。

第1次トランプ政権でエネルギー長官を務めた同社のペリー共同創業者は、同地がパンテックス核兵器施設、デジタル光ファイバーネットワークおよびガスパイプラインに近設し、世界最大のDC建設に最適と述べた。

ノイゲバウアー会長は、同社は2026年に1GWのガス火力発電所の稼働を目指し、さらにAP1000の初号機を2032年までに稼働させたいと表明した。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】

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