[米国] トランプ政権、AIインフラ支える電源にガス・原子力を重視する姿勢
2025年7月31日
トランプ大統領は2025年7月15日、ペンシルベニア州ピッツバーグで開かれたエネルギー・AIサミットで、AI産業を支える電源として原子力・ガスを中核に据える方針を示した。
同サミットでは総額1,000億ドル規模に上る民間投資が掲げられ、ガス火力・原子力・送配電インフラから人材育成までを包含する官民連携パッケージが提示された。
投資会社ブラックストーンは250億ドル超を投じ、同州電力大手PPLと協力してマーセラス/ユーティカシェール周辺に複数のガス火力を開発・運営する計画を発表。
また、コンステレーション社は長期契約など顧客コミットメントの確定を条件として、州内のLimerick原子力発電所を340MWアップレートする計画を提案している。
トランプ政権は近く発表予定のAIアクションプランで許認可プロセスの迅速化を掲げ、急増するデータセンター需要に対応したインフラ拡充を後押しする。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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