[英国] 政府、サイズウェルCプロジェクトの最終投資決定に署名

2025年8月8日

英国のミリバンド エネルギー大臣は2025年7月22日、目標建設費約380億ポンド（2024年価値、約7.5兆円）のサイズウェルC原子力発電所（EPR、172万kW×2）の建設を承認する最終投資決定に署名した。同政府は、当初44.9%の株式を取得して最大株主となることを確認。カナダの投資ファンドLa Caisseは20%、英国の多国籍エネルギー・サービス企業Centricaは15%、国際的なインフラ資産運用会社 Amber Infrastructureは当初7.6%（収益開始から24カ月以内に政府から2.4%の追加取得オプション付き）の株式をそれぞれ取得し、フランス電力EDFは同月初めに12.5%を出資すると発表。さらにフランスの輸出信用機関Bpifrance Assurance ExportがEDFへの民間融資支援で50億ポンド（約1兆円）の債務保証を提案。並行して英国国家資産基金（政府の主要投資家兼政策銀行）が初の原子力案件として同プロジェクト融資の大部分を負担する計画。

【情報提供：一般社団法人海外電力調査会】

以上