[ポルトガル] 大規模停電再発防止にむけた計画を公表
2025年8月15日
政府は2025年7月28日、4月末に発生した大規模停電(ブラックアウト)の再発防止に向けた一連の計画を示した。計画は(1)国内のレジリエンス向上、(2)迅速で効果的な系統システム設計、(3)再エネの導入加速、(4)重要インフラの対応力向上、(5)国際協力の5つから成る。具体的な取り組みとして、それぞれ(1)ブラックスタート可能な発電所2カ所の追加、(2)系統の管理・制御機能向上に向けた1億3,700万ユーロの投資、(3)再エネの許認可取得済地域を示した「グリーンマップ」の策定、(4)2026年1月までに出力75万kVAの蓄電池入札の実施が示された。政府は一連の計画の実現に3年を要すると見積っている。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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