仏エネルギー規制委員会(CRE)は2025年9月9日、フランスおよび欧州域内の電力システムにおける小型モジュール炉(SMR)および先進モジュール炉(AMR)の活用可能性および開発展望を分析した報告書を公表した。

技術的成熟度の観点からSMRは2030年代にも商業化が可能であるとされ、フランスなど低炭素の電源構成を有する国では、エネルギー生産効率も鑑みて、主に地域熱供給および産業用熱供給(ともに300℃未満)が有望な用途になるとしている。

一方で2023年に改正されたEUエネルギー効率化指令の下では、熱供給分野でのSMRの活用が技術的に認められていないことを問題視しており、技術中立の原則に基づき条項を修正する必要があるとCREは主張している。

また多数の建設による量産効果を活用し、経済性を改善する観点から、フランス一国でなく広範なEU市場で事業を展開する必要があるため、加盟国間で規制の足並みを揃える必要があるとも指摘している。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】

以上