アマゾンは2025年10月16日、ワシントン(WA)州における小型モジュール炉(SMR)「Xe-100」(高温ガス炉、8万kW)の建設計画の最新情報を発表した。

WA州の電力会社Energy Northwest(EN)とSMR開発業者Xエナジーは、同州リッチランド郊外のENのコロンビア発電所の近くにXe-100を最大12基建設することを計画している。

2024年10月に発表されたアマゾンのXエナジーへの投資の一環となる同施設は、カスケード先進エネルギー施設(Cascade Advanced Energy Facility、略称Cascade)と称され、32万kWの3つのセクションすべてが、わずか数街区(city block)の敷地に収まるという。

第1フェーズ4基の建設は2020年代末までに開始され、2030年代の稼働開始を目指している。

また、AmazonとX-energyは2025年8月、韓国の斗山エナビリティと韓国水力原子力発電(KHNP)と、米国でのSMRの導入加速に向けて提携している。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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