[世界] IEA、前例のないLNG生産能力の拡大が需要や価格に影響と予測
2025年11月7日
国際エネルギー機関(IEA)は2025年10月27日、最新のガス中期見通しを発表し、2030年までにLNG生産能力が前例のない規模で増加し、エネルギー安全保障や需要、価格形成に影響を与えると予測した。
LNG輸出能力は2030年までに年間約3,000億m3に増加する見込みで、米国とカタールに拠るものとした。
米国では2025年に過去最高の年間800億m3超のLNG液化能力が認可された。
こうした拡大はガス供給の安定性を強化し、予期せぬ混乱がない限り価格が低下し、特に電力需要の増加でガス需要を押し上げるとした。
基本シナリオでは2030年までのガス需要は年間約1.5%増となり、アジア太平洋地域が増分の5割、中東が3割を占めるとした。
一方、LNG価格の低迷が長期化し、開発側の投資意欲が減退することで、2030年以降に市場の逼迫も懸念される。
また、LNG市場は流動性と柔軟性を高めており、2030年までにLNG総量の半分強が仕向地フリー契約になると予測している。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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