[EU] ENTSO-E、2030年代に向けた供給力リスク評価書を公表
2026年1月9日
欧州送電系統運用者ネットワーク(ENTSO-E)は2025年12月、欧州の供給力の適切性(リソース・アデカシー)を最長10年先まで点検する評価書「European Resource Adequacy Assessment 2025(ERAA 2025)」を公表した。
ENTSO-Eはこの中で、「電力需要が供給力を上回る可能性がある時間」を示す指標であるLOLE(h/年)を用いて、各国の信頼度基準と比較することで供給力リスクを評価した。
この結果、複数の欧州諸国(ドイツ、ポーランド、チェコなど)で供給力リスクが確認され、評価年が進むにつれてリスクが拡大する傾向が示された。
LOLEの一例として、ドイツでは2035年断面で24~97 h/年となった。
ENTSO-Eは、再エネ・蓄電池・DRを拡大する目標を掲げても、化石燃料火力発電所が経済性を理由に減少するなかで供給力リスクが残り得るとして、長期的な容量メカニズムの導入などの追加対応が必要との認識を示した。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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