国際エネルギー機関(IEA)は2025年12月17日、最新の報告書(Coal 2025)において、世界の石炭需要が他電源との競争激化の中、2020年代末にかけて緩やかに減少すると予測した。

2025年は前年比0.5%増となる過去最高の88億5,000万tに達する見込みで、中国は前年比ほぼ横ばい、米国は過去15年間減少傾向にあった消費量が増加に転じた。

一方インドではモンスーンの影響で年間消費量が減少、EUはわずかな減少であった。

ただし、世界の石炭需要は2030年までにわずかに減少し、2023年と同水準に戻るとしている。

電力では再エネや原子力の増加、LNGの大幅な拡大によって、石炭火力が2026年以降減少すると予測される。

世界の石炭消費量の半分以上を占める中国では2020年代末までに需要がわずかに減少する一方、インドの石炭需要は年平均3%増加し、全体で2億t以上増加する見込みで、東南アジアの石炭需要も2030年までに年4%以上の増加と予想されている。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】

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