国際エネルギー機関(IEA)は2026年1月23日、最新の四半期ガス市場レポートを発表し、地政学的不確実性が高まる中、北米からのLNG供給の拡大が2026年に世界のガス市場の均衡回復に重要な役割を果たすと予測した。

2025年の世界のガス需要は同年前半のガス供給逼迫によってスポット価格が上昇し、アジアなどでの産業活動の低迷も需要低迷の引き金となった。

一方、世界のLNG供給量は2026年に前年比7%を超えると予想され、増分の400億㎥は北米が大部分を占める見通しである。

それに伴い世界のガス需要も中国や新興アジア市場が牽引役となり、2026年は前年比約2%増になると予想される。

他方、地政学や政策変化に伴う影響では、アジア地域における市場改革の導入や欧州連合(EU)におけるロシアからの天然ガス輸入の段階的廃止に対する決定などが挙げられる。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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