[EU] フォン・デア・ライエン委員長、原子力縮小は「戦略的誤り」と発言
2026年3月27日
欧州委員会(EC)のフォン・デア・ライエン委員長は2026年3月10日、パリで開催された原子力サミットで、原子力縮小は「戦略的誤り」であったと発言した。
同委員長は、AIの普及などにより将来の産業が大量の電力を必要とする一方、EUは石油・ガス資源に乏しく、価格変動の大きい輸入化石燃料に依存していると指摘。
また、現在の中東危機はこうした状況がもたらす脆弱性を浮き彫りにしていると述べた。
そのうえで、1990年に欧州の電力の約3分の1を占めていた原子力の割合が現在は約15%まで低下したことについて、「低炭素で信頼性の高い電源を手放したことは戦略的誤りだった」と強調。
今後は再エネと原子力を組み合わせた電力システムを構築する必要があるとした。
なおECは同日、欧州小型モジュール炉(SMR)開発・導入戦略を発表し、InvestEUを通じ革新的原子力技術の開発支援のために2億ユーロの保証を行うことを明らかにした。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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