欧州エネルギー規制者協力機関(ACER)は2026年3月16日、電力・ガス市場のモニタリングレポートを公表した。

2025年のEUの産業向け平均電力価格は151ユーロ/MWhと、米国の74ユーロ/MWhの約2倍だった。

域内格差も大きく、ドイツでは188ユーロ/MWh、イタリア161ユーロ/MWh、スウェーデンは85ユーロ/MWhだった。

2025年の発電量に占める再エネ比率は約50%に達し、太陽光は2024年比で41.4TWh増加。

この結果、単日の最低価格と最高価格の差は平均109ユーロ/MWhで、2020年の28ユーロ/MWhから約5倍に拡大。

卸電力価格にガス火力が影響した時間は、夕方以降のピーク時間を中心に約43%を占めた。

EU域内のガス火力発電ユニット全体の1日当たり平均起動件数は2020年の58回から2025年に88回まで増えた一方、1回当たりの稼働時間は68時間から38時間に減少。

固定費負担の増加が発電コストを押し上げた。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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