2026年4月12日付の現地報道によると、伊エネルギー大手EniのDescalzi CEOはローマでの講演会で、2027年1月開始予定のロシア産ガス輸入禁止措置の見直しを求めた。

同氏は、送電網の柔軟性確保にはガス火力が必要だと強調。

また、EU排出量取引制度(EU ETS)についても、イタリア政府が主張しているように、エネルギーコストの高騰に苦しむ産業部門にこれ以上の負担を強いることのないよう、一時停止または見直しを行うべきだと述べた。

EUは、対露制裁の一環として、LNGについては2027年1月1日以降、パイプラインガスについては2027年10月1日以降の輸入を禁止している。

イタリアは、ロシア産LNGを購入していないとみられる一方、カタール産LNGは同国のLNG輸入量の約4割を占めている。

このため、今回の見直し要求はイラン紛争を受けたものと見られる。

なお、同国ではアルジェリアなど他の供給国との協力強化を進めている。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】

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