スイス連邦評議会(内閣に相当)は2026年5月13日、国内で稼働中のゲスゲン原子力発電所(1,060MW、1979年運開)とライプシュタット原子力発電所(1,285MW、1984年運開)について、80年間の長期運転が技術的に可能とする報告書を承認した。
同国では原子炉の運転期限を定めずに安全性が確保される限り継続運転が認められるが、連邦エネルギー局は2024年に60年運転の技術的・経済的実現性を確認していた。
80年運転に必要な設備更新費用は1基当たり7億~12億スイスフラン(約1,418億~2,430億円)と見積もられる。
現時点で大幅な収益性低下の可能性は低く、政府補助は不要との見方を示した。
将来的に採算悪化や投資障壁が生じた場合には、変動型プレミアム付き差額決済契約(CfD)や投資補助を支援策として検討する。
運営会社AxpoのThomas Sieber会長は、ゲスゲンの運転継続可否について2029年までに判断する必要があるとしている。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】

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