[EU] ACER、冬季前のガス貯蔵充填に向けLNG輸入拡大が必要と指摘
2026年7月23日
欧州エネルギー規制者協力機関(ACER)は2026年7月7日、欧州ガス輸送システム運用者ネットワーク(ENTSOG)の2026年夏季供給見通しに対する見解を公表した。
ENTSOGの見通しでは、2026年4月1日時点のEUのガス貯蔵率は28%と、過去3年の同時期を下回った。
ACERは、冬季前の11月1日までに貯蔵率90%の目標を達成するには、2025年比で約13%多いLNG輸入が必要になる一方、80%目標であれば2025年並みのLNG輸入量で達成可能と指摘した。
足元では、冬夏価格差の縮小によりガス貯蔵を積み増す経済的インセンティブが弱まっているほか、中東情勢による価格変動や、REPowerEUガス規則に基づくロシア産LNG・パイプラインガス短期契約の段階的廃止もあり、貯蔵に回せる供給量が限られる可能性がある。
ACERは、EU加盟国と所管当局に対し、貯蔵充填状況を注視し、リスクを管理しながら充填を進めるよう促した。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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