[EU] 欧州会計検査院、REPowerEUの進捗の停滞と投資不足を指摘
2026年9月25日
欧州会計検査院(ECA)は2026年9月9日、ロシア産化石燃料への依存脱却を目的とする「REPowerEU 計画」の進捗状況に関する報告書を公表した。
ロシアからの石油・ガス輸入は2022年以降大幅に減少した一方、第三国や「影の船団」を経由する石油流入量には不確実性が残るほか、暖冬やエネルギー価格高騰による需要減により、計画自体の効果は限定的とも考えられる。
さらに、欧州委は2030年までに同計画の目標達成に対し3,000億ユーロの追加投資が必要と試算し、復興・強靭化ファシリティを軸にほぼ同額を利用可能としたが、加盟国の計上額は2026年4月時点で543億ユーロにとどまる。
また、同計画の目標達成には1億300万kWの風力・太陽光発電新設が必要だが、欧州委が推計した追加容量は2026年までで2,000万kW程度と不足しており、また、同推計の信頼性も不十分としている。
一連の分析結果を受け、ECAは資金調達や進捗管理、国際連系投資などの実施体制強化を求めている。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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