2024年10月10日
電気事業連合会

 電気事業連合会は、過去に英国・仏国の事業者に使用済燃料の再処理を委託し、それに伴い生じる廃棄物について計画的に受け入れ、貯蔵することとしております。

 仏国から返還される高レベル放射性廃棄物は2007年に返還完了しており、低レベル放射性廃棄物については、2010年8月に青森県知事および六ヶ所村長より、2013年からの返還開始および日本原燃株式会社の廃棄物管理施設での受入れをご了解いただきました。

 ご了解いただいた以降、東日本大震災をうけ、日本原燃による新規制基準の審査対応が長期化してきた中、日本原燃の廃棄物管理施設のしゅん工目標が「2026年度中」へ変更されたこと等を踏まえると、低レベル放射性廃棄物のうちCSD-C※1について、返還期限として定めていた2033年までに返還を完了することが困難な状況となってまいりました。

こうした状況を踏まえ、CSD-Cについて、放射線による影響が等価となる高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)に交換した上で返還※2し、受入、貯蔵する計画に変更したいと考えており、この計画の変更についてご理解・ご協力いただきたく、本日、青森県へご説明を行っておりますので、お知らせします。

※1 低レベル放射性廃棄物のうち、固体状の廃棄物を収納したもの(固型物収納体)
※2 英国からの返還分も同様に、低レベル放射性廃棄物を高レベル放射性廃棄物に交換のうえ、返還されることとなっております

以上