電気事業連合会

電気事業連合会からのお知らせ

電力の安定供給確保のための計画停電に対するご理解と節電のご協力のお願いについて

2011年3月14日
電気事業連合会

 3月11日に発生いたしました東北地方太平洋沖地震により、被災された皆さまには、心からお見舞い申し上げます。

 

 この地震により、東北電力および東京電力の電力供給設備に大きな被害が出ていることから、電力需給が極めて厳しい状況になっております。

 

 既に他の電力会社より、災害地域に向け最大限の電力応援融通を実施しておりますが、東北電力および東京電力管内では、相当量の供給力不足が生じる可能性があることから、大規模な停電を回避するために、計画停電を実施しております。

 

 このような状況から、特に東北電力および東京電力管内のお客さまに、大変なご迷惑とご不便をお掛けすることにはなりますが、計画停電に対するご理解とご協力を賜りますとともに、ご家庭をはじめ、オフィス、工場などで、不要不急の電気の使用をお控えいただき、節電にご協力いただきますようお願い申し上げます。

 

 さらに、東北電力、東京電力以外の地域のお客さまにおかれましても、我が国全体では、エネルギー需給が逼迫する事態も考えられますので、これまで以上の省エネルギー、節電をお願いいたします(※)。

 

 

○ご家庭のお客さまへ

・暖房の設定温度は、いつもよりも低めに設定いただきますようお願いいたします。

・カーテンなどで窓の断熱を高めると暖房効率がアップします。

・使用していない家電製品のスイッチはこまめにお切りいただきますようお願いいたします。

・冷蔵庫は、開閉を手早く、詰め込みすぎにご注意下さい。

・見ていないテレビは、主電源をお切りいただきますようお願いいたします。

・温水便座を使わないときはフタをしめるか、電源をお切りいただくようお願いいたします。

 

○オフィス・工場のお客さまへ

・暖房の設定温度は、いつもよりも低めに設定いただきますようお願いいたします。

・不要な照明の消灯をお願いいたします。

・エレベーターやエスカレーターの運転調整(間引き運転など)をお願いいたします。

・使用していない機器のスイッチはこまめにお切りいただきますようお願いいたします。

・温水便座を使わないときはフタをしめるか、電源をお切りいただくようお願いいたします。

 

※東日本と西日本では電気の周波数が異なるため、西日本地域の電気を東日本地域に送るためには、周波数を変換しないといけませんが、この周波数変換施設の容量には上限があります。

既に、西日本の電力各社は、最大限の電力応援融通を現在行っていることから、西日本地域のお客さまが節約していただいた電気は、電気という形では東日本地域に送ることはできません。

本州との送電線の容量に上限がある北海道や送電線がつながっていない沖縄県のお客さまも同様です。

ただし、お客さまが節電していただいた分、燃料の消費量は減りますので、発電用だけでなく、暖房・輸送用も含めた燃料調達の面で、東日本地域を支援することにつながるものと考えております。従いまして、節電や燃料の使用も含めた省エネルギーを図っていくことが必要となります。

以上

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