電気事業連合会

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鳩山新内閣の発足について

2009年9月16日
電気事業連合会
会長 森 詳介

  新内閣には、国内外に難しい課題が山積するわが国を、鳩山総理の強力なリーダーシップの下、国民への説明責任をきっちりと果たしながら、未来に希望が持てる国へと、しっかりと舵取りされるよう期待したい。

 

 電力需要から見ても、わが国経済は依然として厳しい状況が続いている。

 まず新内閣には、経済危機からの脱却を確かなものとするために、スピード感を持って景気対策や雇用対策を実行すると同時に、内外需一体となった経済成長の実現に向けて全力で取り組んでいただきたい。

 さらには、地球温暖化問題や少子高齢化問題への対応、社会保障制度改革や税財政改革、地方分権などの重要課題に対して、できるだけ早期に具体的な方向性や政策を示して、国民の不安を払拭していただきたい。

 

 特に、地球温暖化問題に関しては、私ども電気事業者は、2020 年度までに原子力を中心とする非化石エネルギー比率50%を目指すとともに、高効率電気機器の普及を通じた電化の推進に努めるなど、需給両面から低炭素社会の実現に向けて最大限努力する。

 新内閣においては、中期目標をどのように実現していくか、国民生活や経済への影響、国際間の公平性などについて、十分に議論を行い、国民の理解を得た上で政策や国際交渉を進めていただきたい。

以上

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