岸田内閣の発足について【会長コメント】

2021年10月4日
電気事業連合会
会長　池辺 和弘

   本日、岸田内閣が発足した。

   我が国は、新型コロナウイルス対策とWithコロナにおける社会経済活動の活性化、外交・安全保障、2050年カーボンニュートラル、デジタルトランスフォーメーションなど、重要な課題が山積している。

   岸田内閣には、国民の将来への不安解消を重視した政策を遅滞なく実行していただきたい。

   エネルギー政策は、国民生活や経済活動の基盤を支える国の根幹をなすものであり、資源に乏しい我が国においては、「安全性（Safety）」の確保を大前提に、「エネルギーの安定供給（Energy Security）」「経済効率性（Economic Efficiency）」「環境への適合（Environment）」の同時達成を目指す「S+3E」の重要性に変わりはない。再生可能エネルギーの主力電源化、原子燃料サイクルを含む原子力発電の安全を大前提とした最大限の活用、火力発電の高効率化や技術開発等による脱炭素化等、バランスの取れたエネルギーミックスを実現することが極めて重要であり、特に電力の安定供給を第一に、科学的根拠に基づいた現実的な政策の立案をお願いしたい。

以上