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米国、今夏の南部カリフォルニアでの電力供給信頼度に警告

2013年5月21日

2013年5月6日のカリフォルニアISO(独立系統運用機関、CAISO)の発表によれば、同州の今夏のシステム全体のピーク需要は4741.3万kWに達すると予想している。2012年の実績は4667.5万kWであり、過去最高は2006年の5027万kW。

カリフォルニア州全体としては十分な電力供給を予測しているものの、蒸気発生器細管損傷によるトラブルで停止中のサンオノフレ原子力発電所2号機、3号機は使用不能とみなされ、ハンティントン・ビーチ火力発電所3号機と4号機の廃止に伴い、同火力からの電力は南カリフォルニアには供給されていないにもかかわらず、経済成長により昨年に比べ電力需要のピーク需要は2%以上増加する見込み。こうした理由で、この夏、南部オレンジ郡とサンディエゴ郡での供給信頼度について、「ぎりぎり挑戦的な夏」であるが、計画の範囲内としている。CAISOは両郡ではサンオノフレ原発の停止による停電よりも、熱波や予想を上回る発電所事故の多発、山火事やその他の原因によって引き起こされる送電線制約の方が、系統の供給信頼度上の課題となることを警告している。

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