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パキスタン、中国製原子炉新規導入のための資金を承認

2013年7月24日

2013年7月11日の報道によると、パキスタン国家経済評議会執行委員会(ECNEC)は、中国が独自に開発した先進的な加圧水型原子炉(ACP1000、出力110万kW)2基を購入するための資金96億ドル(約9600億円)を承認した。中国核工業集団(CNNC)によって供給され、シンド州パラダイスポイント近くの沿岸部に建設される。パキスタンには現在、カラチに40年を経過した重水炉(出力12.5万kW)と北部パンジャブ州チャシュマに運転中の中国製原子炉2基(出力各30万kW)と建設中の2基(同)がある。導入予定のACP1000は、中国が1990年にフランスから輸入した出力90万kWの原子炉をベースに設計したもの。パキスタンは核不拡散条約(NPT)外にあり、包括的保障措置がないため、核物質と原子力技術の世界貿易から排除されている。しかし、中国は長年にわたって二国間の取り決めによりパキスタンを支援しており、個別国際保障措置の下、同国は原子炉を保有、運転している。

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