電気事業連合会

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ドイツ、石炭、ガス火力発電所の閉鎖による安定供給危機を懸念

2013年8月2日

2013年7月16日付の現地新聞は、石炭火力およびガス火力の閉鎖リスクが高まっており、電力の安定供給に支障が出る可能性が懸念されると報じた。同紙によると、再生可能エネルギーブームの影響から火力発電所の収益性が悪化して、事業者が火力発電所の閉鎖を望んでいるとされ、約9000万kWある火力・原子力発電設備容量のうち、最大で20%が今後数年以内に閉鎖される可能性があると指摘。しかし、ドイツでは電力供給の44.8%(2012年)が石炭火力であり、火力が重要な役割を担っているため、火力発電所の閉鎖が拡大すると安定供給に支障が出るとしている。連邦系統規制庁の報道官が2013年7月15日、ドイツ南部におけるいかなる発電所の閉鎖も受け入れられない、とコメントしたことを引用、同紙はこの問題に対する規制当局介入の可能性を示唆している。

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