電気事業連合会

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欧州、主要電力会社のCO2排出原単位が2年連続で増加

2013年12月16日

2013年12月4日付の報道によると、英国のコンサルタント会社PWCは欧州主要電力会社が2012年に排出したCO2に関する調査結果を発表した。主要20社の合計では、発電電力量が前年比1.6%減の2兆930億kWhとなった一方で、CO2排出量が同0.6%増の7億3200万トンとなったため、排出原単位(1kWh当たりの排出量)は同2%増の0.35kg-CO2/kWhと2年連続の増加となった。排出量の増加は主に石炭火力の利用増によるもので、ガスとの比較における石炭の価格優位性やCO2排出枠価格の低下、ドイツの脱原子力政策などがその要因となっている。ドイツではRWEが前年比12%増、Vattenfallが同10%増、EnBWが同11%増と大きな伸びを示している。排出原単位は各社の電源構成によって様々で、化石燃料比率の高いRWEは0.785kg‐CO2/kWhであるのに対して、原子力比率の高いフランスのEDFは0.09kg-CO2/kWhである。

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