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ドイツ:送電線増強が進まない場合にはドイツ南部の電気料金が上昇

2014年11月4日

現在進めている南北送電線の建設が進まず、ドイツの南北で事実上電力市場が分割された場合、バイエルン州やバーデンビュッテンベルク州などの南部地域の電気料金が10%上昇するとの見通しが2014年10月5日に報道された。欧州委員会の委託調査が一部マスコミに流れて明らかになった。料金上昇の理由は、福島事故直後に閉鎖された原子力発電所8基のうち5基が立地していた南部で供給力が不足しており、その対策費用として数億ユーロかかること。2022年までにバイエルン州で3基の原発が閉鎖される予定のため、事態はさらに悪化する模様。こうした状況の中でも、同州のゼーホーファー首相は、南北送電線の増強計画に反対する意向を変えていない。同首相は対案として南部にガス火力発電所を建設する案を示している。

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