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[米国]風力発電、電気事業関係者以外の業界の進出が顕著

2015年5月1日

2014年の新規風力発電設置容量の四分の一は、電力会社に代わって、GoogleやAppleといった会社によってもたらされている。

2015年4月15日に発表された全米風力エネルギー協会(AWEA)の報告書"U.S. Wind Industry Annual Market Report" によると、風力発電設備の設置容量は、2013年から2014年に400%増加している。

この2年間で、風力発電1,130万kW分が契約されたが、電気事業者は、この容量の23%を前述の様な新しいプレイヤーに譲っている。

2014年に運用を開始した485.4万kWの中で、40%が長期電力購入契約(PPA)で契約され、26%は電気事業者の所有であった。

PPAによる分が設備容量の40%であり、2013年の設備容量の75%、2012年の76%、そして2011年の55%から大幅にダウンしている。

一方で、60数社の電気事業者でない事業体が、風力の契約をしている。

イケアは、テキサス州とイリノイ州で合計26.3万kWの風力発電プロジェクトを購入した。

FacebookとGoogleの両方が、ウォーレン・バフェット氏率いる電気事業者の子会社ミッドアメリカン・エナジー社とアイオワ州の風力発電54.7万kWを直接契約した。

ビール製造のアンホイザー・ブッシュのカリフォルニア醸造所は、その工場内に2基目の1,600kWのタービンを設置している。

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