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[米国]エネルギー輸入量と輸出量が均衡(1950年代以降で初)

2015年5月1日

米国エネルギー情報局(EIA)が2015年4月14日に公表したAnnual Energy Outlook(AEO)2015では、2040年までの長期断面で、米国における正味エネルギー輸入量がほぼゼロとなり、輸出量と輸入量が均衡すると想定されている。

これは、国内の石油・天然ガス生産量の増加という供給側の要因と再エネ・省エネによる需要の伸びの鈍化という需要側の要因の両方が組み合わされた結果とされている。

AEO2015では、原油については今後も輸入に依存する一方、天然ガスは2017年に輸入から輸出に転じ、2028年には正味エネルギー輸入量と輸出量がほぼ均衡するとされている。

実現可能性については、原油価格やエネルギーの構成比、経済成長等に依存するとしているが、米国の正味エネルギー輸入量がゼロ以下となるのは、1950年代以降、初めてとされている。

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