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[ブラジル] 原子力発電における民間企業の参入を考慮

2015年6月11日

ブラジルのエネルギー大臣は2015年5月27日、ブラジルの電力需要増加への対応と大規模水力発電が渇水により出力が低下する乾季におけるバックアップ電源として原子力発電を活用するため、新たに計画している原子力発電所4基において民間企業の参入を考慮していると語った。大規模水力発電所は、アマゾン流域の環境問題のため、以前よりも小さな貯水量となり、雨季のみ全出力運転が可能である。同大臣は、「リオデジャネイロ州西部に建設中のAngra発電所3号機は国が主体となって建設をするが、次の原子力発電所は民間企業が建設することになるだろう。また、現在は国営電力会社Centrais Eletricas BrasileirasSA傘下のElectronuclear社が原子力発電所運転の独占権を有しているが、政府は同社の代わりに民間企業による運営を考慮している」とコメントした。

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