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[カタール] 政府、LNG市場でのシェア拡大に意欲

2015年9月11日

2015年8月25日の報道によれば、世界最大のLNG供給国であるカタールが、短期のスポット契約を利用しエジプト、ヨルダン、パキスタンといった新市場にLNG を輸出し始めている。

これまでカタールは長期契約を主体として日本や韓国、インドを主な輸出先としてきたが、LNGのマーケットシェアを拡大するために、より柔軟なスポット契約による商業活動を活発化させている。

背景には、今後5年間でオーストラリアがカタールを抜いて最大のLNG供給国となる見通しのもと、アジア市場の競争が激化することが見込まれることがある。

コンサルタント会社Andy Flower社の予測によれば、2015年上半期の同国によるLNG輸出量は、アジア向けが約270万t減少した一方、エジプト、ヨルダン、イスラエルといった東部地中海諸国向けが約40万t増加し、ヨーロッパ向けも約250万t増加する見通しである。

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