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[カナダ] アルバータ州のクエストCCS 施設が運開

2015年12月1日

シェルは2015年11月6日、カナダ、アルバータ州のクエスト炭素回収・貯留(CCS)プロジェクトの商業運転を開始したことを発表した。
クエストは、年間100万t以上の二酸化炭素(CO2)を回収し、貯蔵するよう設計されており、オイルサンド層から採取される重質で粘性の高い油(ビチューメン)を精製し、合成原油に変えるシェルのScotford改質所から、CO2の3分の1を回収することができる。
CO2は65kmのパイプラインを通って輸送され、地下2,000m以上の複数の不透水岩層の下に注入される。
クエストでは、今年初めにテストに成功した後、現在まで20 万t以上のCO2を回収・貯留している。
クエストは、シェル・カナダ・エネルギー(60%)、シェブロン・カナダ・リミテッド(20%)とマラソン・オイル・カナダ社(20%)が合弁オーナーとなるアサバスカ・オイルサンド・プロジェクトによって建設され、現場での研究には、米国エネルギー省と英国政府が参加している。
なお、アルバータ州政府は7億4,500万カナダドル、カナダ政府は1億2,000万カナダドルを負担している。

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