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[英国]DECC、2028~2032年における温室効果ガス排出量上限を規定
2016年7月25日
英国エネルギー・気候変動省(DECC)は2016年6月30日、2028年~2032年における温室効果ガス(GHG)排出量上限を規定する2016年カーボン・バジェット省令(The Carbon Budget Order 2016)の草案を発表した。
同省令では、2028年~2032年における総GHG排出量の上限を17億2,500万トンCO2に設定、2032年までの1990年比GHG削減比率を56.9%に引き上げる見通しである。
今回の省令草案において規定されたこれらの数値は、2015年11月に、著名研究機関等の識者により構成される独立委員会の気候変動委員会(CCC:Climate Change Committee)から出された提案値をほぼ反映したものである。
英国では、2008年気候変動法(Climate Change Act 2008)において法制化された2050年までのGHG削減率80%(1990年比)という目標を達成すべく、これまでも、5カ年ごとのカーボン・バジェット期間を設定しており、今回は第5期間に当たる。
第1期間(2008~2012年)は30億1,800万トンCO2の上限に対し29億6,000万トンCO2で達成、現在は第2期間(2013~2017年)が進行中である。
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