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[フランス] EDFから他社への原子力売電量、2017年は増加の見込み

2016年10月24日

2016年10月7日に専門誌が報じたところによると、Arenh(仏電力大手EDF による原子力発電電力量の一部を他社へ売却する制度)の2017年上期向けの売電電力量は、2016年の0kWhから大幅に増加する見込みである。
Arenhに対する小売事業者の申込期限は11月16日だが、これまでに32の小売事業者が申込を済ませている。
背景には、フランスの卸市場価格の急騰が挙げられる。
卸電力取引所の取引価格(1年先物)は、今年3月にArenhの売電単価42ユーロ/MWhを大きく下回る25.6ユーロ/MWhまで低下したが、10月6日には2014年10月以来の高値となる43.25ユーロ/MWh を記録した。
急騰の要因としては、9月までの原子力発電電力量が昨年から190億kWh減少したこと、9月21日にEDFがトリカスタン原子力発電所1、3号機の運転再開は蒸気発生器の追加検査等により来年以降になると発表したこと等が考えられる。 

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