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[世界] IEA報告、パリ協定目標達成にはCCS開発の加速化が必要と強調

2016年12月8日

国際エネルギー機関(IEA)は2016年11月15日、2015年のCOP21・パリ協定で定められた気候変動目標を達成する上で、CO2回収・貯留技術(CCS)が果たす役割の重要性を強調したレポートを発表した。
「CCSの20年:今後の開発を加速する(20 years of CCS:Accelerating Future Deployment)」と題した同レポートは、過去20年間のCCS技術の進捗状況をレビューし、気候変動目標(今世紀中に2℃以下に世界の気温上昇を抑制)を達成する上でのCCSの役割を検討している。
IEA事務局長は「CCSの技術開発を増大させる機会を構築する必要がある。
CCSは石炭火力からのCO2排出を大幅に削減することができる唯一の技術であり、また、鉄鋼生産などの工業プロセスからのCO2排出を削減することができる数少ない手段の1つ」としている。
同レポートによると、すでに稼働中の大規模なCCSプロジェクトが15件あり、来年からは6件が追加される予定である。 

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