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[フランス] フランス電力、太陽光発電に3兆円投資する計画を発表
2017年12月19日
フランス電力(EDF)は、12月11日、2020年から35年に総投資額250億ユーロ(約3兆3400億円)を投じ、設備容量3000万kWの太陽光発電所を建設する計画があることを明らかにした。
天候に左右される太陽光発電の稼働率は日本と同じ14%程度。
そのため、今回導入が予定されている太陽光発電所の実際の発電量(※1)は、大型原子力発電所6基分程度(※2)に留まる見通しだ。
さらに、大量の太陽光発電を導入する場合、変動する発電出力をカバーする調整電源も必要となる。
今年11月、フランス政府は2025年に原子力発電比率を50%に低減するという目標達成時期を後ろ倒し(担当大臣は2030~2035年と発言)することを閣議決定している。
一方、2030年までに再エネ電源比率を40%に引き上げるという目標は維持している。
今回のEDFの計画はこの政府の政策に沿ったものであるが、再エネ電源の増大の中、電力の安定供給をいかに確保するのか注目される。
※1 設備容量3000万kWの太陽光発電の年間発電量
3000万kW×8760時間×14%(稼働率)=367億9200万kWh
※2 大型原子力発電所1基分の年間発電量
100万kW×8760時間×70%(設備利用率)=61億3200万kWh
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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