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[ドイツ] ブランデンブルク工科大、褐炭火力の廃止は中期的には不可能と提言
2018年5月8日
ドイツ北東部ブランデンブルク州の経済エネルギー省は2018年4月3日、同省の委託によりブランデンブルク工科大学がとりまとめた報告書を公表した。
同報告書では、従来型電源、特に褐炭火力はドイツにおける電力の安定供給を維持するためには2023年までは不可欠と提言された。
同報告書を受けて、ゲルバー・ブランデンブルク州経済エネルギー相(社会民主党所属)は「今回の調査は褐炭が橋渡し技術として必要であることを示しており、連邦政府もそのことを明確にしなければならない」と語った。
また同相は「中期的にも技術的な解決策が見つからない中、再エネだけで電力の安定供給は維持できない」と加えて述べた。
連邦政府は2030年のGHG削減目標達成(1990年比55%削減)のためのアクション・プログラムを2018年末までに取りまとめる予定である。
同プログラムには、脱石炭・褐炭の計画も盛り込まれる予定のため、褐炭鉱と褐炭火力が立地するブランデンブルク州も同プログラムを策定する委員会に招聘される予定である。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
<参考>[ドイツ] 自民、2020年温室効果ガス目標達成のための石炭・褐炭火力の早期閉鎖に反対(2017年11月28日)
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