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[世界] 国際エネルギー機関、冷房による電力需要が2050年に3倍増と予想

2018年6月8日

国際エネルギー機関(IEA)は2018年5月15日、報告書「冷房の未来(The Futureof Cooling)」を発表した。
同報告書によると、世界の住宅やオフィスでのエアコンの使用が、今後30年間で世界の電力需要増の主要因の一つになり、新しいエアコンの効率基準がなければ、冷房需要の伸びから世界が「冷房の危機(cold crunch)」に直面することになるとした。
同報告書は、エアコンによる世界的な電力需要は、2050年までに3倍になると予想し、今日の米国、EU、日本の電力需要の合計に相当する新しい電力供給力が必要になるとしている。
また、建物用のエアコンの世界的な設置台数は、現在の16億台から2050年には56億台に増加すると予想している。
これは今後30年間続けて毎秒10台のエアコンが販売されるとして計算したもの。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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