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[欧州] 欧州電事連、パリ協定の目標達成にはEUで60%の電化が必要と発表

2018年7月2日

年次大会を開催中の欧州電事連(EurElectric)は2018年6月4日、温室効果ガスの排出削減に関する新たな報告書を公表し、パリ協定で目標とする長期の排出削減を達成するためには、EU全体で電化を進める必要があると発表した。
この報告書では、排出削減と電化は密接な関連があるとした上で、2050年に欧州全体で95%の排出削減を行うには、少なくとも最終エネルギー消費において60%の電化を進める必要があるとしている。
部門別には2050年に欧州の排出をゼロとするには、運輸部門、ビル建物で63%、産業プロセスでは50%の電化が必要である。
今回の報告書に引き続いて、欧州電事連では2050年より前の電力部門での排出ゼロとするための取り組みについて検討を進める方針である。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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