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[米国] ベルフォンテ原子力発電所1号機の完成に向けて契約締結

2018年7月5日

カナダの大手エンジニアリング会社SNC-Lavalinの子会社SNC-Lavalin Nuclearは2018年6月6日、米国アラバマ州のベルフォンテ原子力発電所1号機を完成させるためのEPC(設計(engineering)、調達(procurement)、建設(construction))に関する合意書を締結したと発表した。
ベルフォンテ原子力発電所(PWR×2基)は、テネシー渓谷開発公社(TVA)が1974年に用地を取得して建設を進めていたが、チェルノブイリ事故後の1988年に建設を中止した。
当時の工事進捗率は1号機90%、2号機58%となっていたが、その後、一部設備が売却されており、さらには既設設備の修繕やリプレースも必要であるため、現時点の進捗率はそれを下回ると見られる。
TVAは2011年、ベルフォンテ原子力発電所の建設再開を表明していたものの、2015年に同発電所をオークションにより売却することを決めた。
そのオークションの結果、2016年11月、米国の民間企業Nuclear Development LLCがベルフォンテ原子力発電所を1億1,100万ドルで取得することが決まった。
今回の契約はSNC-Lavalin NuclearとNuclear Development LLCの間で締結されたもので、2号機の完成は含まれていない。
ベルフォンテ原子力発電所の完成に必要な費用は130億ドル程度と見られており、Nuclear Development LLCは米国エネルギー省に50億ドルの連邦債務保証を求めている。

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