海外電力関連 トピックス情報
[欧州] Uniper、再エネの変動成分への対応には蓄電池のみでは不十分との見解
2018年7月6日
2018年6月6日付の専門誌によると、リュブリャナで開催された欧州電事連(Eurelectric)年次大会において、Uniper(ドイツ大手E.ONの火力など従来型発電資産を切り離して2010年に設立)のAxel Wietfeld 氏は、再エネの変動成分の補完を蓄電池単独で行うのは不十分との見解を示した。
同氏は「蓄電池は、特に短時間の電力貯蔵に関しては間違いなく良い解決策となり得るが、将来必要とされる貯蔵能力を蓄電池だけに頼ることは出来ない」と述べた。
一方、同氏は、Uniper自身も試験設備としてP2G(Power to Gas)電力貯蔵システムを運用しているが、再エネの発電電力を電気分解により水素エネルギーへ変換し、天然ガス網へ供給することでほぼ無制限にエネルギーを貯蔵することが可能であるというP2Gの利点を挙げた。
しかし、現状では、P2Gの経済性はまだ低く、例えば、ガス施設においては再エネ由来のグリーンな水素を一定量取り入れることを義務付けるなど、今後、規制枠組みによって同事業を整備していく必要があるとした。
同氏は「蓄電池は、特に短時間の電力貯蔵に関しては間違いなく良い解決策となり得るが、将来必要とされる貯蔵能力を蓄電池だけに頼ることは出来ない」と述べた。
一方、同氏は、Uniper自身も試験設備としてP2G(Power to Gas)電力貯蔵システムを運用しているが、再エネの発電電力を電気分解により水素エネルギーへ変換し、天然ガス網へ供給することでほぼ無制限にエネルギーを貯蔵することが可能であるというP2Gの利点を挙げた。
しかし、現状では、P2Gの経済性はまだ低く、例えば、ガス施設においては再エネ由来のグリーンな水素を一定量取り入れることを義務付けるなど、今後、規制枠組みによって同事業を整備していく必要があるとした。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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