海外電力関連 トピックス情報
[カナダ] 英モルテックス社、加NB州のSMR開発プロジェクトに選定される
2018年8月6日
英国の原子炉設計会社・モルテック社は2018年7月13日、カナダのニュー・ブランズウィック(NB)州で、同社の溶融塩型原子炉SSR-Wを開発する契約を、New Brunswick Energy Solutions Corporation(NBESC)社、NB電力と締結したと発表した。
カナダ東海岸に位置するNB州は、NB電力のポイント・ルプロー原子力発電所(CANDU)敷地にSMRを建設することを構想している。
州政府とNB電力は2017年、SMRの技術開発プロジェクトを推進するための会社(NBESC)社を設立した。
同プロジェクトには、2018年6月、米国の原子炉設計会社ARC社が電気出力10万kWの小型モジュール炉(SMR)ARC-100の開発を進める契約を締結しており、今回の契約は、これに次ぐもので、契約金は500万加ドル(約4億3,000万円)。
同炉は、電気出力15万kWのSMR型の溶融塩炉で120万kWまで拡大でき、軽水炉の使用済燃料を再処理し、核分裂生成物も合わせて同炉の燃料とできる。
また、系統のピーク時には、定格以上の出力も可能とし、再生可能エネルギー発電の出力変動の均一化にも活用できるとしている。
カナダ東海岸に位置するNB州は、NB電力のポイント・ルプロー原子力発電所(CANDU)敷地にSMRを建設することを構想している。
州政府とNB電力は2017年、SMRの技術開発プロジェクトを推進するための会社(NBESC)社を設立した。
同プロジェクトには、2018年6月、米国の原子炉設計会社ARC社が電気出力10万kWの小型モジュール炉(SMR)ARC-100の開発を進める契約を締結しており、今回の契約は、これに次ぐもので、契約金は500万加ドル(約4億3,000万円)。
同炉は、電気出力15万kWのSMR型の溶融塩炉で120万kWまで拡大でき、軽水炉の使用済燃料を再処理し、核分裂生成物も合わせて同炉の燃料とできる。
また、系統のピーク時には、定格以上の出力も可能とし、再生可能エネルギー発電の出力変動の均一化にも活用できるとしている。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
<参考>[カナダ]原研、SMR実証炉開発プロジェクトで4社から提案受領(2018年7月4日)
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