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[世界] 環境団体、地球温暖化で冷房のない11億人に大きな影響と報告

2018年8月13日

2018年7月16日付の非営利団体Sustainable Energy for Allの報告書によると、地球温暖化による高気温に対して、10億人以上の人々が空調や冷房装置の不足により、自身の体温を適切に維持することや食品や薬品の保存を行うことが十分にできないリスクがある。
この調査はインド、中国、モザンピーク、スーダン、ナイジェリア、ブラジル、パキスタン、インドネシア、バングラディッシュといった当該リスクに最も晒されている国々を含んだ52カ国を対象に行なわれたもので、アジア、アフリカ、南米の4億7,000万人の農村部の居住者と6億3,000万人の都市部のスラム街居住者、合計11億人の人々が当該リスクに晒されているとしている。
同団体の責任者であり、持続発展可能なエネルギーに関する国連事務総長の特別代表でもあるRachel Kyte氏は、「冷房はより重要になっており、我々は非常に効率的な方法で冷房をしていく必要がある。企業にとっては、熱帯諸国の中層階級向けに低価格で高効率な冷房装置を開発するなど大きな市場がある」としている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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