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[イタリア] Enel、スロバキアでの原子力資産売却の前段として、原子力建設に融資

2018年10月4日

イタリアのエネルギー事業者Enelは2018年9月4日、スロバキア電力会社(SE)株式譲渡に関する、子会社Enel Produzioneとチェコのエネルギー事業者EPHとの契約に変更を加えたことを発表した。
SEについては、スロバキアの持ち株会社SPHが66%の株式を保有、またこのSPHについてはEnel Produzioneが100%株式を保有していた。
しかし、2015年12月18日付および2016年7月28日付の報道によると、Enel ProduzioneがSPH保有株式をすべてチェコEPH(実際は子会社EPスロバキア)に7億5,000万ユーロで譲渡する契約を締結した。
これはEnelの原子力発電事業からの撤退に伴い、スロバキアでも原子力関連資産を整理するもの(SEは運転中4基、建設中2基の原子力発電設備を所有)。
ただし、EnelのSPH株式の売却は、建設中のモホフチェ原子力発電所3、4号機の建設完了を待って行われることになっている。
今回の契約の変更点は、この3、4号機の建設を支援するため、Enelが2027年1月迄の返済期限で7億ユーロの融資をSPHにするとしたことである。

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