海外電力関連 トピックス情報
[米国] ボーグル3、4号増設計画、オーナー企業4社が建設続行を再確認
2018年10月23日
米国の30年振りの新規計画として、ジョージア州で進行中のAP1000設計を採用したボーグル原子力発電所3、4号機増設計画に関し、オーナー企業4社は2018年9月26日、建設続行の方向で合意した。
最大オーナーで大手電力会社サザン社の子会社ジョージア・パワー(GP)社は「オーナー4社は、そろって同機建設続行に賛成した」と発表した。
これは、ウェスチングハウス社倒産後建設管理を引き継いだサザン・ニュークリア社が本年8月に、「工事進捗は順調で運転開始も予定通りであるが、建設コストが増加する見込み」と新たな建設予定額を提示したことで、追加コストの負担を巡ってオーナー企業4社で建設続行の意思を再確認する必要が生じたことによる。
一時は、4社の足並みが乱れ、頓挫の危機とも報じられていた。
同日付でGP社が証券取引委員会(SEC)に通知した内容によると、今般提示された新たな建設予算以上に、万が一コストが増えた場合には、追加部分の負担比率と、発電税額控除をオーナー企業間で調整しなおす新たな仕組に契約を改訂することで合意に至った模様である。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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