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[ドイツ・オーストリア] ドイツ・オーストリアの共通市場が分割される

2018年10月26日

ドイツの連邦系統規制庁(BNetzA)とオーストリアの規制機関であるE-Controlは、2018年10月1日、両国の共通市場が分割されたことを発表した。
両国は2002年より共通市場で活発な電力取引を行っていたが、今後は混雑管理のため両国間の連系線の利用可能容量を490万kW(系統状況により短期的に増加の可能性もあり)に制限して取引を実施する。
混雑管理導入の背景には、両国間の送電混雑が周辺国(ポーランド、チェコ等)への迂回潮流の原因となっており、東欧地域の電力取引にも悪影響が及んでいたことがある。
市場分割により、ドイツから安価な電力を購入していたオーストリアでは電気料金の上昇が予想されているが、E-Controlは影響は軽微にとどまるとしている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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