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[米国] 米国原子力エネルギー協会が安全保障施設へのマイクロ原子炉導入計画を支援

2018年11月1日

米国原子力エネルギー協会(NEI)は2018年10月4日、国家安全保障上重要な施設への電気出力5万kW以下の「マイクロ原子炉」を導入する計画を支援するため、必要な手順、工程、提言等をまとめ、ロードマップとして公表した。
議会は、有事の際にも国家安全保障上重要な施設への電力の安定供給を確保するため、従来のディーゼル発電や火力発電に替えて、燃料補給無しで、年単位で稼働できるマイクロ原子炉の導入を検討することが必要と考え、これを国防予算法(NDAA2019)に盛り込んだもの、同法は2018年8月、成立した。
同法は米国エネルギー省(DOE)に対し、2027年末までに最低1基のマイクロ原子炉を、米国国防省(DOD)の施設またはDOEの施設に立地・建設・運転するパイロットプログラムを1年以内に立案し、議会に報告するよう求めた。
これを受けNEIは、原子炉メーカー、DOD、DOEと緊密に連携し、議会の要求を実現するための手順等を具体化し、今回ロードマップとしてまとめた。
提言では、DODに対し、2019年末までに立地サイトの確定等が必要としている。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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