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[英国] EDFエナジー社、サイズウェルCのサイト開発準備基本設計を発注

2019年9月5日

英国大手エンジニアリング会社のAtkins社は2019年7月25日、EDFエナジー社が進めているサイズウェルC原子力発電所(EPR型PWR、160万kW×2基)の建設計画で、建設作業の最初のプログラムとなる開発準備基本設計契約(Enabling Works Basic Design)の受注を発表した。
同契約は、500万ポンド(約6億5,000万円)で、土木工事や海洋構造物の工事の施工等のサイト開発全般の基本設計を行う。
設備の最適配置や建設順序の決定、周辺環境への影響度の最小化、営業運転前に必要な仮設設備の特定、建設コストの20%削減目標を持つEDFを支援すべくコスト効率の高い建設手法の決定、サイト許可等の許認可に必要な情報の提供等が含まれるとした。
なお、Atkins社は、1938年に英国で設立された世界的建設・エンジニアリング会社であるが、2017年7月、原子力関連エンジニアリングも行うカナダSNC-Lavalin社に合併され、現在は同社のメンバー会社となっている。
また、政府が2019年7月22日に原子力新設へのファイナンス支援策である「規制資産ベース(RAB)モデル」をコンサルテーションのため発表したことを受けて、EDFエナジー社は同日「再エネ拡大と協調し、信頼性のある原子力発電で、炭素排出ネットゼロの達成が可能となる。ファイナンス・コストを低減させるのは消費者の利益にもつながり、今回のコンサルテーションがサイズウェルCの進む道を示している」と発表した。 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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