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[EU] 2018年の排出量は減少するが、2030年以降の長期目標達成は困難

2019年12月10日

欧州環境局(European Environment Agency)は2019年10月31日、2018年におけるEU加盟国の温室効果ガス(GHG)排出量や再生可能エネルギー導入状況に関する報告書を公表した。
これによるとGHG排出量は減少傾向を継続しており、2018年の排出量は1990年比で23.2%まで減少したため、2020年の削減目標(20%)は既に達成済みとなった。
この内訳では電力を含むエネルギー部門での排出削減が大きく、鉄鋼などの他の産業部門、建物や運輸部門の排出削減は進んでいない。
EU加盟国は2030年までの排出削減を進める具体的な計画をまとめており、これらを基に想定した2030年のGHG排出量は36%削減(1990年比)となり、EU全体の目標(40%)達成には追加的な政策が必要である。
また2050年の排出削減目標(80~95%)達成にはさらに排出削減を加速する必要があり、達成は益々困難である。

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