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[トルコ・ロシア] 建設中のアックユ原子力、トルコ送電会社と接続契約締結

2020年1月29日

トルコのアックユ原子力発電所を建設中のロシア国営原子力企業ロスアトム社は2019年12月9日、アックユ原子力JSC(プロジェクト会社)とトルコ国営送電会社(TEIAS)が送電線接続契約を締結したと発表した。
これにより、両社はアックユ原子力発電所から6本の高圧送電線を通してトルコ全土の送配電網への接続に必要な400kVの送電線、変電所等の整備作業を開始することができる。
建設される高圧送電線は全長1,000kmを超え、数年後にはベースロード電源としての原子力発電所が、トルコの送電システムに初めて組み込まれることになる。
送電グリッド接続契約はトルコ電力市場法や同国法規制上の重要な要件で、送電線自体はTEIASにより建設され、維持管理されることになる。
なお、同発電所は、2010年5月に締結されたトルコとロシアの政府間協力協定に基づき、第3世代+の120万kWロシア型PWR(VVER)4基で構成され、設計・建設・保守・運転から廃炉措置まで含めた原子力では世界で初めてのBOO方式で進められている。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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