小型モジュール炉（SMR）の原子力規制委員会（NRC）設計認証（DC）審査を進めているニュースケール社は2019年12月12日、全6段階ある審査のうちフェーズ4を予定通り完了し、最終の2フェーズに進んだと発表した。
次のフェーズ5はNRCの原子炉安全諮問委員会（ACRS）による安全性研究や原子炉施設ライセンスに関するレビュー。
フェーズ6は最終の安全評価報告書（SER）の準備で、審査完了は2020年9月を予定している。
同社は、米国エネルギー省（DOE）との官民協力によりSMR開発を進めており、同設計認証は米国SMRの中、唯一NRCで審査されているものである。
最初の顧客となるUAMPS（ユタ州公営共同電力事業体）は、2020年代半ばまでにアイダホ国立研究所（INL）内に12モジュールを建設し、運転開始する計画である。

 【情報提供：一般社団法人海外電力調査会】