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[米国] 国防総省、マイクロリアクター建設に向け環境影響評価に着手

2020年3月30日

米国国防総省(DOD)は2020年3月2日、可搬型の小型原子炉であるマイクロリアクターの建設・運転実証に関する環境影響評価書(EIS)の作成方針について意見募集を開始した。
国防総省戦略的能力室(DOD-SCO)は5年以内にマイクロリアクターを設計・建設・実証する「プロジェクト・ペレ」を進めている。
EISでは、電気出力1,000~1万kW、濃縮度20%を超えないウラン(HALEU)のTRISO燃料(SiCで被覆された小粒燃料)を使用し、最終ヒートシンクを大気とする先進型ガス冷却炉(AGR)を想定している。
DOEアイダホ国立研究所(INL)かDOEオークリッジ国立研究所(ORNL)に複数基を設置することを計画している。
DODはDOEから原子力法に基づく同炉を建設・運転することの承認を得る予定である。
また原子力規制委員会(NRC)は、許認可に関する正確で最新の情報を提供するため同プロジェクトに参加している。
SCOは2020年4月1日まで意見募集後、2021年にドラフトEISを公表する予定である。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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